20220305

Mの迷言のセンスが開花してきている。前好きって言ってたバンドなんだっけ、モリゴランドみたいなやつ、と言われたバンドがandymoriだった。どんな覚え方してんねん。黄色い蝶を見て、モンキロチョウがいると言っていたがそれはモンシロチョウと混ざっている。今日もだらっと準備をして、新宿南口に向かった。

デモには人生で初めて行った。昔全感覚祭に行って以来、絶大な信頼を置いているGEZAN及び、十三月主催の#NOWAR0305。大友良英さんが戦争と音楽は似ているかもしれない、根底にあるノイズというもの、普段は路上で大きな音を出す人のことが嫌いだ、嫌な人は耳を塞いでもらっても、トイレに行ってもらってもいい、でも今日はこれをやりにきましたというようなことを言って、耳が痛くなるような歪んだギターの音をかき鳴らしていた。その音は叫んでいるようにも泣いているようにも哀しんでいるようにも聴こえた。時間が過ぎるほどに多くの人が集まっていて、コロナのせいで声は出せないが、一つのステージを観ながら立つ人々から醸し出されている空気感にエネルギーが宿っている気がした。同時に自分がただの傍観者であるようなもやもやした感覚があり、傍観者で終わらせないように私の小さな生活圏に話を持ち寄ることから始めてみようと思う。

次に入るお店がなかなか決まらなくて一旦頭を冷やそうとSPBSに入ると、頭と心が静かになった感覚があった。今日もMのあらゆる悩み事を聞いて、自分を知ることから始めるとよいのではと言った。Mは自分のロジックに引き寄せるから話すことを止めてしまうときがあるよとも。どれだけ食べても飲んでもまだまだいける気がする日で、帰りに買ったポテチをほとんど1人で食べ切った。