20220219

久しぶりの何の予定もない休日。録っていたアメトークブラマヨ小杉の「俺の散髪はおとぎ話か」がおもしろかった。小杉がずっとおもしろかった。

ヒューマントラストシネマで「ちょっと思い出しただけ」を観た。映画に出てくるカップルの中で一番好きなカップルだった。池松壮亮伊藤沙莉の声と話し方が本当に好きだ。私はこれまで誰かと付き合うとき、季節はいつも冬だったなと思い出した。映画を観ながら、最近薄々感じていたが、目が悪くなったということを実感した。目をぎゅっとしないと小さい文字が読めず、焦点が合うエリアが小さくなった気がする。帰り道、できるだけ遠くを見るように心がけて歩いた。多分意味はまったくない。

人から借りた考えや言葉はどれぐらいあるのだろうか。それを我が物顔で雄弁に語ったことは何度あるだろうか。本当は共感も同意もしていないのに、自分の心の声を無視して、空気に澱みをもたらさないようにと、あたかも共感しているように振る舞ったことはどれぐらいあるだろうか。そんな演技を必要としてしまう自分はいつまでい続けるのだろうか。それを優しさと呼ばせ、いい気になってしまう自分の偽善を私はいつまで許すのだろうか。矛盾やジレンマや葛藤を抱え、自罰的になり、孤独を感じる夜はあと何度訪れるのだろうか。自覚的であろうともがき、そうすることで引っかかる言葉や出来事に助けてもらいながら、眠りに落ちるのをただ待っている。朝が来れば忘れてしまえるのに、今日は日記に残しておこうと思った。だから残した。