20210113

「自分の意志を伝えてほしい」と大社長は常々社員に伝える。伝えてもらったことには必ずレスポンスをし、実現に向けて協力すると言い切ってる。こんなこと堂々と言える社長なかなかおらんのちゃうかと思うので好きポイント1あげる。私も考えるてみるのだけど自分1人だけではやはり煮詰まってしまうので、客観的に見て私の適性や秀でているところを教えてほしいと言ってみた。マルチにこなすところ、前向きなところ、人に優しいところとお言葉を頂戴し、よっしゃ〜ありがとう〜と素直にうれしく思った。ただ今文字にするととても恥ずかしい。一旦続ける。

いわゆる「やりたいことはなんですか?」という問いが苦手で、この短い人生の中でも割と長い間惑い続けてきた。「何者」とか「君たちはどう生きるか」等の本が売れているこんな時代なので多くの人が困っているのだと思う。多分その理由の一つは、やりたいことは?の答えとして医者とか社長とか新規事業を立ち上げたいとか正しい答えっぽいものが世の共通認識として醸成されちゃってるところ。あとは供給される情報があまりにも過多である一方、寄りかかれる軸や、幻想みたいなものが今の時代にはあまりないこと。それでいうとバブルの時代はしんどいけど働けば金持ちになれるという共通の幻想があったのだろうと思うと少しうらやましくもある。

私なりの暫定的な結論はやりたいことはないである。そしてそんな自分をめちゃくちゃ肯定することである。社会からの要請に応えて自分を苦しめても仕方がないと最近ようやく思えてきた。ただ私は前進を感じられている状態を幸せに感じるという気づきも最近得て、目の前のことを一つずつがんばりながら前進を感じていたい。そしてそんな私の隣にいてくれる人と幸せをシェアできたら最高だなと思う。

と言いつつ、悩むことから逃げているだけなんじゃないの?というセルフツッコミを入れてしまう。やりたいことはなにかと四苦八苦していたあの頃はよかったなと振り返って思うんだろうなと後悔の先取りをしてしまう。こうして書き留めたことを見直してきっと恥ずかしくなるんだろうなという黒歴史の予約もしてしまう。でも常に暫定的な結論を出しながら寝て起きてを繰り返せばいいなとは本当に思ってる。